【RIZIN】スダリオ剛 11か月ぶり参戦で誓う再起「自分を戒めるいい期間でもあった」
格闘技イベント「RIZIN LANDMARK10」(17日、愛知・ポートメッセなごや)の出場選手インタビューが15日に名古屋市内で行われ、加藤久輝(42)と対戦する大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(27)が再出発への思いを語った。 20年9月の初参戦からコンスタントに試合出場を続けてきたスダリオだが、昨年大みそかに上田幹雄に敗れ、RIZINの戦線から一時離脱。6月には「BREAKING DOWN」で安保瑠輝也とキックボクシングルールで対戦し、延長判定で敗れた。今回は11か月ぶりのRIZINでの戦いになるだけに「RIZIN復帰戦なので、進化した姿を見てもらえたらなと思います。お互いアグレッシブなので、ダラけた試合にはならないと思います」と意気込んだ。 実戦から離れていた理由を「相撲界に入ってからずっと走り続けてきたので…。年末の試合でいろいろあって、結果も踏まえて〝ちょっと疲れたな〟というのがあって〝少し休みたいな〟というのが頭をよぎって〝すぐ復帰してリベンジするんだ〟という気持ちになれなかったですね。疲れてしまったというのがありました」と吐露。 その上で、11か月を振り返り「いろいろあって、僕自身も浮ついたことがあって、あまり良くない時期を過ごしてしまった。今年はRIZINで1試合もしていなかったので、試合がない時間は苦痛でした。心を入れ替えて格闘技に向き合って、突き進んでいこうと思いました。今までの環境が当たり前じゃなかったって気付きました」と反省を口にした。 だが、すでに気持ちは切り替わったとして「ガンガン試合がしたいです、今は」と断言だ。そして「コンスタントに試合をするのが当たり前じゃないと気付けた。ファイターは戦ってナンボだと気付けたし。自分を戒めるいい期間でもあったかなと思います」と語気を強めた。 迷える期間を超え、最高の再出発を切れるか、それとも――。
東スポWEB