『光る君へ』撮了、吉高由里子は万感「一生分の幸せを使ったくらい幸せ」 柄本佑「紫式部が吉高さんでよかった」
吉高由里子が紫式部(まひろ)演じる
俳優の吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時、27日は午後7時10分)が25日、クランクアップを迎えた。 【写真】“道長”柄本佑は「剃髪」姿に変化…クランクアップ迎えた2ショット 千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く本作は、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を大石静氏の脚本で物語を紡いできた。 昨年5月28日の京都・平安神宮でのクランクインから約1年半に及んだ撮影を完走した吉高は、「『光る君へ』を撮影していた1年半は毎日、現場に来ることが楽しみで私の日常になっていました。その『日常』というものが、明日から『思い出』という言葉に塗りかえられてしまう瞬間をいま実感し、受け入れづらいです」と心境を吐露。 続けて、「大河ドラマの主役は一生に一度しかできないものだし、生きていて一度しかない『奇跡』がこの『光る君へ』という現場でした。一生分の幸せを使ったかなというくらい幸せでした。一日一日をかみしめてきょうを迎えることができて感慨深いです。ありがとうございました」と感謝した。 また藤原道長を演じた柄本佑も、「『光る君へ』チームはすてきな人たちばかりで、いつも温かく迎え入れてくれる、朗らかな現場でした。自分が出ていながら『本当に面白そうなドラマだな』と思える作品に参加できたことが本当に幸せで、あっという間でした。藤原道長の人生を1年半で過ごし、駆け足ですが、その時間を追体験できたと実感しています。スタッフ、キャスト、みんなの総意だと思いますが、紫式部役が『吉高由里子さんでよかったね』と撮影を終えたいまも感じています。ありがとうございました」とコメントした。
ENCOUNT編集部