秋の花壇コンへ 厚陽で種まき【山陽小野田】
山陽小野田市春の花壇コンクールに応募した花壇が市内を彩る中、秋のコンクール用の苗配布に向け、16日に厚陽地域交流センター前庭で関係者約40人がサルビアとマリーゴールドの種をまいた。 花いっぱい運動に取り組んでいる市教育委員会は、春と秋の花壇コンクール参加団体に苗を配るために、厚陽地区緑と花の推進協議会(松原照雄会長)に育苗作業を委託している。 作業には同協議会のメンバーの他、老人クラブ、ふるさとづくり協議会女性部、賛同する地域住民が加わった。厚陽小5、6年生18人も参加した。 前庭には4×8㍍の花壇が3カ所あり、あらかじめ土を入れて畝を作った上で、サルビアとマリーゴールドの種、合わせて2万個をバケツの中に入れ、おがくずとかき交ぜておいた。 児童たちは「高いところからまくと風で飛ぶので低い位置からまいて」とアドバイスされた後、大人たちと一緒に均等になるように種入りのおがくずを土の上にかけていった。 ホースで散水し、強い日差しや風よけの寒冷紗で覆った。協議会メンバーが水やりなどを行い、苗が10~20㌢まで大きくなる6月中旬に花壇コンクール参加団体に配布する。 松原会長は「会員も高齢化して育苗作業は大変だが、子どもたちをはじめ地域の人が手伝ってくれて感謝している」と話した。 花壇コンクールを主催する市教委社会教育課の山本修一課長は「39年の歴史のあるイベント。きょうは素晴らしい取り組みの第一歩だが、古里が花でいっぱいになるのが楽しみ」と目を細めた。