「大分の海は俺に任せろ」と叫び飛び込む潜水士…大分海上保安部の巡視船「やまくに」潜水班が訓練初め
大分海上保安部は9日、大分市の乙津泊地で、巡視船「やまくに」潜水班の「訓練初め」を行った。厳寒の中、潜水士ら15人が参加した。 【写真】ロープを使った訓練に励む潜水士
訓練では、昨年12月にやまくにの潜水士となった山口雅也さん(25)が「今年はどんな厳しい訓練でも苦しい顔を見せずに全力で取り組む。大分の海は俺に任せろ」と抱負を叫び、船から海に飛び込んだ。
その後、潜水士たちは重りを沈めないように持ったまま泳いだり、仲間の声援を受けながら船につながるロープを上ったりした。漂流者の救助訓練も行い、救助の手順を確認していた。
この日は気温約5度、海水温約13度で、風や波もあった。山口さんは「きついときこそ次の一歩を踏み出せる先輩たちのようになりたい」と力を込めた。