浦和レッズが今季初勝利(J.LEAGUE)

[3.10 J1第3節 札幌 0-1 浦和 札幌ド] 　J1リーグは10日に第3節を行った。北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズの対戦は、浦和が1-0で今シーズン初勝利を手にした。 【画像】ドラゴンボール作者・鳥山明さん逝去に海外クラブが追悼 　前節はサガン鳥栖に0-4で完敗を喫し、開幕2試合で未勝利が続く札幌。GK阿波加俊太がJ1初先発を飾り、MFスパチョークやFW鈴木武蔵も先発に入った。浦和も2試合で1分1敗と勝利なし。先発は2人変更。FW興梠慎三とFW前田直輝が起用された。 　浦和は新加入の前田が躍動する。前半3分、右サイドから鋭い突破でPA右に入ると、左足シュートはわずかにゴール左外に逸れていく。同4分にはMF伊藤敦樹のボール奪取から前田がカウンター。再びシュートを放つが、GK阿波加に阻まれた。 　札幌も決定機を作る。前半10分、PA右に入り込んだ鈴木が折り返し、最後はスパチョークがダイレクトシュート。ボールにミートせず、ゴール上に大きく外れた。 　前半31分、浦和が均衡を破った。右CKを前田がショートコーナーで始めると、PA右ライン付近で収めたMFサミュエル・グスタフソンが柔らかくクロス。ゴール前の落下点に走り込んだDF酒井宏樹が豪快にヘディングシュートで叩き込み、先制ゴールを奪った。 　勢いに乗りたい浦和だったが、前半42分にアクシデント。DFアレクサンダー・ショルツが怪我を訴えて途中交代。新加入DF佐藤瑶大が代わってピッチに入った。 　前半は浦和が1-0のリードで折り返す。ハーフタイムで両チームの交代はなかった。後半7分に浦和が2枚替えを行う。興梠と負傷した前田が下がり、MF松尾佑介とFWチアゴ・サンタナが投入された。 　その後も浦和が決定機を作り出すなか、札幌は後半27分に3枚替え。MF長谷川竜也、MF原康介、MF田中克幸が出場した。 　攻勢を強める札幌に対して、浦和も守備を崩さない。足を攣る選手もいるなかで残り時間を逃げ切り、1-0で勝利。待望の今シーズン初白星を手にした。一方、連敗を喫した札幌は3試合無得点で2敗1分となった。