７回、先制３ランを放ち、指を上げながら三塁へ向かうシャイナー（撮影・西岡正）

　「ＤｅＮＡ０－３広島」（１７日、横浜スタジアム） 　広島がジェイク・シャイナー内野手の来日１号３ランで競り勝った。先発の森下が７回６安打無失点で７勝目。チームも２位に浮上した。値千金の一発を放った助っ人の横顔をデイリースポーツの記者が紹介する。 【写真】先制３ランを放ったシャイナーを飛び上がって祝福する上本　ジャンプ力が驚異的（笑） 　　◇　　◇ 　いつでも笑顔で記者たちの質問に答えてくれるシャイナー。そんなナイスガイも開幕直後の離脱、実戦復帰後の不振には落ち込むこともあった。「けがをしてから試合に復帰するまでは焦りがあったよ。なかなか自分のリズムが取り戻せなくて苦しかった」と胸の内を明かしていた。 　そんなシャイナ－を支え続けたのが３年前に結婚した２歳年下の妻・アマンダさんだ。「（米プロフットボール）ＮＦＬのチアリーダーをしていたんだ。あとゴルフもうまくてね。僕よりも運動神経が良いんだよ」と笑顔で意外な一面を教えてくれた。 　カープと契約を結び、来日が決まった際も背中を押してくれたのがアマンダさんだった。 　「彼女には日本に行くことに関して全く迷いがなかった。新しい文化に触れることを楽しみにしてくれていた。とても感謝しているよ」 　愛する妻へ捧げるドデカい一発が、横浜の夜空へと打ち上がった。（デイリースポーツ・高橋涼太朗）