JR奈良-郡山間の高架化工事で起工式 新駅も開設予定、10年度完成目指す
JR関西線奈良-郡山間の高架化工事が7月から本格化するのを前に、奈良市の事業予定地で、起工式が行われた。奈良県の山下真知事ら約70人が出席し、工事の無事を祈願した。 【写真】JR関西線の高架化工事が予定されている奈良市八条周辺の土地 高架化工事は、踏切での交通渋滞や事故、市街地の分断などを解消しようと、県と奈良市が大森町~八条4丁目周辺で実施。延長1・4キロを高架化し、区間にある4つの踏切を取り除く計画で、令和3年9月に関連工事に着手。今年7月から本格的な高架工事に入る。現段階での事業費は約155億円で、10年度の完成を目指す。 八条4丁目には新駅も開設される予定で、起工式は新駅西口広場予定地で開かれた。山下氏は「京奈和道の奈良インターチェンジや関連道路の整備など、全てが一体となった開発で、県全域に大きな効果がある。ぜひお力添えいただきたい」と述べた。その後、関係者らがくわ入れ式を行い、工事の安全と早期完成を祈願した。