ボンジが手負いのミケルセンに競り勝ち地元優勝に王手「第3セットは長い道のりだった」 [モゼール・オープン/テニス]
ボンジが手負いのミケルセンに競り勝ち地元優勝に王手「第3セットは長い道のりだった」 [モゼール・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、予選勝者のバンジャマン・ボンジ(フランス)が第8シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)に4-6 6-0 7-5で逆転勝利をおさめてツアー初優勝に王手をかけた。 ~モゼール・オープンで地元優勝に王手をかけたボンジ選手~ 第5ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたボンジは1ゲームも与えず第2セットを取り返し、第3セット5-5から最後の2ゲームを連取して2時間1分で競り勝った。 第2セットで脚を負傷したミケルセンは途中から強いサービスを打てなくなりながらも奮闘し、第3セット3-5からブレークバックに成功したあとのサービスゲームで15-40のピンチを凌いで相手を苦しめた。 「(第3セットは)最悪だった。あのようにリズムがない状態でプレーするのは凄くやり難いんだ。彼(ミケルセン)が強いサービスを打ってくるより、あのような(緩いサービスやアンダーサーブなど)ボールを返すほうが遥かに難しい」とボンジは試合を振り返った。 「第3セットは長い道のりだった。特にサービス以外は問題ないようで、リターンゲームではとてもいいプレーをしていたからね。色んな状態を経験したけど、何とか乗り越えることができてうれしいよ」 ボンジはキャリア3度目のツアー決勝で、コランタン・ムーテ(フランス)を6-2 7-6(5)で破って勝ち上がったキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。
テニスマガジン編集部