中日、零封リレーで連敗ストップ 高橋宏が無傷4連勝!必殺スプリット冴え7K
(セ・リーグ、中日1-0広島、8回戦、中日5勝2敗1分、21日、バンテリンD)粘る鯉を中日・高橋宏が鮮やかにさばいた。1─0の七回1死二、三塁で代打・松山を遊ゴロに片付けると、菊池には必殺のスプリットで空振り三振に仕留めた。 「きょうは涌井さんの誕生日で(試合前)練習から負けられない雰囲気をつくられていた。良いピッチングができた」 7回4安打無失点で今季初登板から無傷の4連勝。リーグ戦再開の一戦でチームの連敗を2で止めるとともに、尊敬する先輩投手の涌井の38歳の誕生日を快投で祝った。 セ・リーグ首位の広島打線に対し今季は2試合で計14回無失点と抜群の相性を誇る。同カードは2022年は3試合1勝1敗、防御率0・47、23年は3試合1勝1敗、同0・95と圧倒。立浪監督は「よく踏ん張ってくれた」とたたえた。 高橋宏-松山-マルティネスの零封リレーで、借金を5に減らした。交流戦は7勝11敗の11位と低迷したが、まだ70試合以上もある。「最下位の責任は僕にもある」という若きエースが逆襲の先頭に立つ。(柏村翔)