シリーズ「こどものミライ」芦屋町が無料の「放課後塾」をスタート「町内に大手の塾がない」進学塾の講師が中学校にやって来た 福岡
FBS福岡放送
シリーズ「こどものミライ」です。文部科学省が全国の中学生を対象に「学校以外で家庭学習などをどれくらいしているか」を調査したデータです。「1時間以上~2時間未満」は、全国では32.1%に対して福岡県は29.6%と全国平均を下回っています。 【画像】芦屋町が無料の「放課後塾」をスタート「町内に大手の塾がない」進学塾の講師が中学校にやって来た 福岡 基礎学力の向上や学習習慣の定着につなげようと、福岡県芦屋町が9月から新たに“放課後塾”を始めました。
芦屋町の芦屋中学校です。9月4日の放課後、生徒の待つ教室に、大きな段ボールを抱えた男性がやって来ました。 ■英進館 浅川校・湯川数馬 教室長 「英進館という塾から来ました。湯川と言います。この芦屋中学校で授業をすることになりました。」 湯川さんは、九州を中心に60以上の教室を展開する進学塾大手の「英進館」の講師です。芦屋町では9月から、学校で放課後に「学習する時間」を提供する取り組み、“放課後塾”を始めました。対象は小学5年生と中学2年生で、希望者は全員無料で受講できます。中学2年生は、全体の半数にあたる54人が参加しています。 初回のこの日は学力を確かめるため、英進館が用意したテストと、その解説授業が行われました。 ■湯川 教室長 「通分をしているんだけど、その後にミスをしている人が結構多いのね。おそらく、この途中式を書けた人はもう間違わないんですよ。ここでちょっと雑にしちゃう人が、ここで符号を間違っちゃうのね。」
毎週水曜日の放課後に、60分の数学の授業を行います。英進館が用意した教材を使用して、習熟度に合わせたクラスに分かれて、授業は2025年3月まで続きます。 ■湯川 教室長 「東筑高校の合格ラインは今回のテストで68点です。1から3(基礎問題)だけで何と65点分あるんです。計算ミスをしているよりも、ここをきちんと取って、あと何問か取ったら東筑ラインを超えます。」 ■生徒 「いつもの授業とは違う緊張感が味わえました。」 「最後の説明の時にポイントをおさえて教えてくれる所と、解説が分かりやすかった。」