【写真：Getty Images】

　ナ・リーグではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手とムーキー・ベッツ内野手、ア・リーグではニューヨーク・ヤンキースのフアン・ソト外野手とアーロン・ジャッジ外野手というチームメイト同士で、各リーグのMVPを争っている。歴史的な打撃のシーズンになる可能性があると、米メディア『フォックススポーツ』が報じた。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　大谷はこれまで投手と打者の二刀流で活躍してきたが、今季は右肘の手術を行なったことで登板できず、打者に専念している。それ故に打撃の成績が良い時期もあり、本塁打数や打率、OPSなどの指標で上位を争っている。同メディアによると、現時点のナ・リーグMVP予想では、最有力候補がベッツで、2位が大谷になっているようだ。 　同メディアは「両チームのスターは戦いに向けて準備を進めており、歴史的な打撃のシーズンになる可能性がある」との見解を示している。大谷についての寸評では「スポーツ界最高の打者の一人としての地位を再び確立した。今年は打撃のみだが、今シーズンのナ・リーグで大谷より価値の高い選手はチームメイトのベッツのみ。大谷は2人の中ではより生産性の高い打者で、ナ・リーグトップのOPSとキャリア最高の打率を記録している」とし、「指名打者（DH）としてのみプレーしながらMVP候補に挙がるには、並外れた活躍が必要だ。しかし、大谷はその困難な任務に相応しい実力を発揮している」の評価を下した。