1592人が司法試験に合格 予備試験組が増加、17 歳の合格者も
法務省は6日、今年の司法試験で3779人(前年比149人減)が受験し1592人(同189人減)が合格した、と発表した。昨年に続き、政府が合格者数の目標とする1500人を上回った。合格率は42・13%(同3・21ポイント減)だった。 【写真】法科大学院開始以降の司法試験の仕組み 司法試験を受験できるのは、法科大学院の修了者と予備試験の合格者に限定されてきたが、昨年から法科大学院の在学中でも「修了見込み」とされた人が受験できる。 今年の合格者の内訳は、法科大学院の修了者が471人(同346人減)、大学院在学中の受験者が680人(同43人増)、予備試験合格者が441人(同114人増)だった。 法科大学院別の合格者数(修了者と在学中の合計)では、慶応大が最多の146人、早稲田大が139人、東京大が121人、京都大が107人と続いた。 合格者のうち男性は1111人、女性が481人。合格者の平均年齢は26・9歳で、最年少が17歳、最高齢が70歳だった。 ■各法科大学院の合格者数と合格率 (合格者数上位10校、人数は修了者と在学者の合計) (1)慶応 146人(59.35%) (2)早稲田 139人(42.12%) (3)東京 121人(47.45%) (4)京都 107人(49.31%)
朝日新聞社