登録者700万人超「東海オンエア」メンバーが語る「活動再開後の変化」「登録者1000万人を目指す理由」
「ワクワク」を思い出した
「僕は個人的にはもうやらないと思っています。やりたい人がやるんでしょうね。まあ、実際その話になったら『しょうがないなぁ! 』って言ってやるかもしれないですけど……」 ―目標を見失い、活動のペースが落ちていく方もいます。虫眼鏡さんは本の中で「登録者数1000万人は、アーティストにとっての武道館公演と同じ」といったことを書かれていますね。 「本当は、登録者の数はどうでもよかったんです。好きなことをやらせてもらっているだけだし、こんなことでお金もいただいちゃっているし。インタビューではよく『今後の目標』を質問されますが、僕たちは毎回『無いです』と答えていました(笑)。実際、ずっと目標はなかったんです。 ただ、数ヵ月の休暇が明けて、1本目の動画を挙げたときのリアクションがすごくうれしくて、YouTubeを始めたときのことを思い出した。目標はないけれど、ふんわりと『このチャンネルを大きくしていくぞ』という気持ちはあったのに、僕はそれすら忘れていた。ほどほどに見られて、ほどほどに稼げればいいや……そんなふうに考えるようになるまで、今の環境に慣れてしまっていた。 活動を再開して、数字が増えることをもっと喜ばないといけないと思うようになりました。今は本当に登録者数が増えていない。1000万人を目指すとなると現実的には僕たちが600歳くらいにならないといけないような気はしています。 でも、登録者数1000万人を記録して泣いている僕たちを想像するのはすごくワクワクしました。このワクワクしている気持ちを覚えている間に、目標として固めてしまおうと思った感じです」 ―いまは何が動画を作るうえでのモチベーションになっているのでしょうか。たとえば視聴者のコメントや、岡崎に来てくれる人、家族の存在もあると思いますが……。
いまのモチベーションは?
「申し訳ないのですが、正直にいうと単純に僕たちのやっている仕事は面白過ぎる。仕事とすら思っていないかもしれません、本当に楽しいことをやっているだけなので。 楽しいことを人間はやりたいはずなので、それが一番のモチベーションなんです。ここで『ファンから笑顔がもらえるから』と言えたらよかったなと思ったりもしますが、正直な気持ちは単純に遊びたいからなんです」 ―もし仮にお子さんが動画クリエイターになりたいと言ったら、どうしますか。 「僕自身が『自分で道を切り開きなさい』と育てられたタイプなので、止めません。そういう風に育ててくれたのはありがたかった。だから別に殴ったりするわけではありませんが、自分も親になったら何でもかんでもやってあげる親にはなりたくないと思っています。今の貯金も僕は使い切ってしまおうと思っているんです」 第2回『家族をYouTubeに出演させるべきか…? 登録者700万人超「東海オンエア」虫眼鏡が語る「結婚生活」』に続く…
週刊現代(講談社)