大谷翔平、登場曲から伝わるアニメ愛 『王様ランキング』『THE FIRST SLAM DUNK』ら作品の共通点
野球ファンにとって2024年最大の楽しみと言っても良い、大谷翔平選手のプレー。今シーズンの大谷選手は、6年間在籍したロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャースへFA(フリーエージェント)で移籍。シーズンオフに受けた右肘手術の影響で投手としての登板はなく、代名詞である二刀流は残念ながら見ることができない。しかし、2023年に日本人選手初となるメジャーでの本塁打王(アメリカン・リーグ)にも輝いた打撃に専念することから、何本のアーチをかけるかに期待が寄せられている。 【画像】Vaundy ライブ模様 そんな大谷選手に対してもう一つ注目してほしいのが、打席に入る際の登場曲である。今シーズンはここまでVaundyの「裸の勇者」を使用しており、SNSでも話題に。同曲は、人気漫画をアニメ化した『王様ランキング』の第2クールオープニングテーマとして親しまれている。 ■あの名言も『黒子のバスケ』の影響と噂されるほどのアニメ好き 大谷選手の過去の登場曲は、洋邦問わずさまざまな楽曲が使用されてきた。なかでも2023年使用曲のThe Birthday「LOVE ROCKETS」はアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニング主題歌、2021年使用曲のALI「LOST IN PARADISE feat.AKLO」の『呪術廻戦』第1クールエンディングテーマとして知られている。 大谷選手はそれほど熱心な音楽好きではなく、水原一平通訳も「車の中では、僕か翔平の携帯をつないで音楽をかけてますけど、最近だとGLAYと米津玄師をよく聴いてますね。翔平はそういうことにはまったく無頓着で、好きなアーティストもとくにいないみたい。いいなと思った曲を聴いてるようです」(※1)と明かしている。 一方、大谷選手がアニメやゲームが大好きであることはよく知られた話。2023年開催の『WBC』(ワールドベースボールクラシック)決勝戦の試合前、有名なメジャーリーガーが揃う対戦相手のアメリカについて、大谷選手はチームメイトに「憧れるのをやめましょう」「野球をやっていたら誰しもが聞いたことあるような選手がいると思うんですけど、きょう一日だけは、憧れてしまったら、超えられないので。僕らはきょう超えるために、トップになるためにきたので。きょう一日だけは、彼らへの憧れは捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」と奮起を促した(※2)。この「憧れるのをやめましょう」も、アニメ化もされたバスケ漫画『黒子のバスケ』のキャラクターである黄瀬涼太のセリフに影響を受けたものではないかと話題になり、SNSでトレンド入りした。そういった話も囁かれるほど、大谷選手はアニメや漫画が好きなのだ。真相ははっきりとは分からないが、ただ大谷選手にとって、アニメや漫画などがいろいろな面で活力になっていることは間違いないだろう。 大谷選手の担当を9年(当時)つとめている柳原直之記者も、エンゼルス時代の大谷選手は『NARUTO』『進撃の巨人』『呪術廻戦』などを通してチームメイトと仲を深めていったと明かし、さらにオンラインゲームをプレイすることで英語力も磨かれたと記述している(※3)。
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