パラアーチェリーの全国大会が相次ぎ中止…日本代表の選出など不透明に
日本身体障害者アーチェリー連盟(JPAF)が来月1日に予定していたパラアーチェリーの連盟杯が急きょ、中止となることが22日、明らかになった。 【写真】他選手の中傷で賠償命令受けたアーチェリー女子選手、パリパラ出場辞退
大会にはパリ・パラリンピック日本代表らトップ選手の参加が決まっていたが、日本連盟と開催地である佐賀県アーチェリー協会の間でトラブルがあり、円滑な大会運営に向けた準備ができない状態になったという。連盟はこれとは別に10月に山口県で予定していた「全国身体障害者選手権大会」も中止にしている。二つの大会は元々、来年度の強化指定選手を決める実質的な選考大会だったが相次ぐ中止により、来年の世界選手権(9月・韓国)の日本代表の選出などが不透明となった。連盟では「代替大会や代表選考方法の変更を検討している」としている。
男子選手の一人は「2大会しかないパラの全国大会が突然なくなった。頑張っている障害者の選手が報われるように対応してほしい」と訴えている。