【MLB】ドジャース・大谷翔平 得点圏20打数17安打は少なくとも1961年以降でメジャー史上初の快挙
2024年シーズン序盤、「得点圏で打てない」と批判された時期もあった大谷翔平(ドジャース)だが、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、驚異的な勝負強さを発揮し続けている。レギュラーシーズンとポストシーズンの合計で、得点圏での直近20打数で17安打を記録。米公式サイト「MLB.com」によると、得点圏の成績について正確な記録が残っている1961年以降では、フランク・ハワードが1962年に19打数16安打をマークしたことがあるものの、得点圏での20打数で17安打を放った選手は大谷が初めてだという。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 走者がいる状況で打席に入った大谷の集中力は驚異的だ。ポストシーズンに入ってからはその傾向がより顕著になっており、走者がいない状況では22打数ノーヒット11三振。一方、1人でも走者がいれば9打数7安打(打率.778)、走者が得点圏にいれば6打数5安打(打率.833)とチャンスになればなるほど、打率が跳ね上がる。ドジャースとしては、下位打線が出塁して大谷に回すことができるかどうかが大きなポイントとなっている。 チャンスメイクができない大谷を1番のスポットから外す可能性を問われたデーブ・ロバーツ監督は「全く考えていない」と断言。「打線をいじる可能性はあるが、ショーヘイを3番とか4番に動かすことは起こり得ない」と1番を打つ大谷への信頼を強調した。 ムーキー・ベッツも「なぜ人々がショーヘイについて話をしているのかわからない。走者がいないときにヒットを打てていないからといって、そんなことを誰が気にするんだ。」とコメント。「人々はショーヘイが打席に入ると、すべての打席で何かが起こることを期待する。それが問題なんだ。ショーヘイは期待以上のことを成し遂げているよ」と大谷のことを全面的に擁護した。