新入幕・欧勝馬、首位陥落 実力者の若元春に屈すも前向き「弱い相手に負けたわけじゃない。いい勉強」
◆大相撲 ▽夏場所13日目(24日、東京・両国国技館) 新入幕の西前頭14枚目・欧勝馬(鳴戸)は、初の三役との一番となった関脇・若元春(荒汐)戦に完敗し4敗目。優勝争いのトップから陥落した。若元春に得意の左四つを許して防戦一方。何もできずに押し出された。「左を差されて何もできませんでした。実力が出ましたね」と肩を落とした。 ただトップの大関・琴桜(佐渡ケ嶽)、新小結・大の里(二所ノ関)の2人とはまだ1差。先場所の尊富士に続く新入幕優勝の可能性はまだ残っている。「弱い相手に負けたわけじゃないですから。楽しいし、負けてもいい勉強になります」と前向きに話した。 14日目は大関・豊昇龍(立浪)戦が組まれた。モンゴルから同じ飛行機で来日した相手に念願の初挑戦となる。「来場所につながるように気持ちを切り替えて頑張ります」と闘志を燃やした。
報知新聞社