他クラブからオファーも「迷いはありませんでした」浦和が清水の元J1得点王チアゴ・サンタナを獲得!
浦和レッズは13日、清水エスパルスのFWチアゴ・サンタナ(30)が完全移籍で加入することで合意したと発表した。 【写真】乾貴士「ほんまにびっくりして、でかい声出た」清水の新体制発表会にサプライズ登場したのは… チアゴ・サンタナは2021年にサンタクララ(ポルトガル)から清水へ加入。チームは2022年にJ1・17位でJ2降格となったが、自身は14ゴールを挙げてJ1得点王に輝いた。昨季はJ2リーグ戦38試合に出場し、チーム2位の12得点をマーク。ルヴァン杯では2試合の出場で1ゴールを記録した。 浦和加入に際し、クラブ公式サイトを通じて「私はこの偉大なクラブの一員になることに、大きなよろこびと誇りを持っています。早く新しいチームメートと共に練習がしたい気持ちですごくモチベーションが上がっています。それだけではなく、浦和レッズサポーターとのファーストコンタクトが楽しみです」と喜びを語っている。 また、「オフシーズン中に他のクラブからもお誘いをいただきましたが、浦和レッズからのお誘いを受けたとき、ステップアップすることを決心し、迷いはありませんでした」と告白。「ベストな選択ができたことに間違いありません」としている。 そして今季に向けて「クラブの目標を成し遂げるために、これまで日本人から教えていただいた通り、ハードに練習をし、日々の努力と献身的な取組みを約束します」と誓い、「みんなで力を合わせれば、2024シーズンが浦和レッズにとって最高のシーズンになると確信しています。共に闘い、共に歩み、共に祝福しましょう」と呼びかけた。 一方、清水の公式サイトでは「今日は私にとってとても複雑な日です。私のプロキャリアにおいて、新たな挑戦をする決意とお別れの挨拶をしたいと思います」と述べ、「日本、静岡、清水の文化、伝統、歴史について、愛と優しさをもって教えてくれたことに感謝しています」とコメントしている。 続けて「近い将来に必ずエスパルスはいるべき場所で、ふさわしい輝きを取り戻すと信じています。静岡市民、静岡県民、そして日本の皆様と一緒に過ごせた全ての時間にあらためて感謝します。この場は『さようなら』ではなく、『また近々会いましょう』だと心の中で感じています。クラブと皆さま一人ひとりの成功をこれからも応援しています」とメッセージを送った。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文 ●FWチアゴ・サンタナ (Thiago SANTANA) ■生年月日 1993年2月4日(30歳) ■出身地 ブラジル ■身長/体重 184cm/80kg ■経歴 サン・カルロス(ブラジル)-カシアス(ブラジル)-ヘルマン・アイヒンガー(ブラジル)-フィゲイレンセ(ブラジル)-ナウチコ(ブラジル)-ビトーリア(ポルトガル)-サンタクララ(ポルトガル)-清水 ■出場歴 J1リーグ:64試合27得点 J2リーグ:38試合12得点 カップ戦:7試合2得点 天皇杯:3試合2得点 ■コメント ▽浦和 「浦和レッズのみなさま、清水エスパルスから移籍してきましたチアゴ サンタナです。 私はこの偉大なクラブの一員になることに、大きなよろこびと誇りを持っています。 早く新しいチームメートと共に練習がしたい気持ちですごくモチベーションが上がっています。それだけではなく、浦和レッズサポーターとのファーストコンタクトが楽しみです。 オフシーズン中に他のクラブからもお誘いをいただきましたが、浦和レッズからのお誘いを受けたとき、ステップアップすることを決心し、迷いはありませんでした。ベストな選択ができたことに間違いありません。 クラブの目標を成し遂げるために、これまで日本人から教えていただいた通り、ハードに練習をし、日々の努力と献身的な取組みを約束します。みんなで力を合わせれば、2024シーズンが浦和レッズにとって最高のシーズンになると確信しています。共に闘い、共に歩み、共に祝福しましょう」 ▽清水 「清水エスパルスに関わる方々、チームメイト、そしてサポーターの皆様、今日は私にとってとても複雑な日です。私のプロキャリアにおいて、新たな挑戦をする決意とお別れの挨拶をしたいと思います。3 年前、この素晴らしい国にある清水エスパルスは、私に扉を開いてくれたクラブです。私が日本に着いたその日から、皆さんがとてつもなくスペシャルだったことを覚えています。当時はパンデミックの時期だったため、私は妻と子供をブラジルに残して、1 年間エスパルスのために戦い続けました。その苦境を乗り越えられたのは、来日した日からクラブのプロフェッショナルな姿勢や熱狂的なサポーター、エスパルスファミリー全員に歓迎されたからに他ならないです。本当に皆さんにハグされた感じでした。2021 年当時のそれは、家族の不在を感じさせないくらい温かいものでした。その後、私の妻と長女、長男が来日しましたが、皆さまからとても歓迎されて家族が一つになりました。日本、静岡、清水の文化、伝統、歴史について、愛と優しさをもって教えてくれたことに感謝しています。エスパルスで戦った3 シーズンで残せた結果は43 ゴール、2022 年にはJ1 リーグ得点王、113 試合に出場し、皆さんに喜んでいただけるよう全力を尽くしてきました。 人生において悲しい瞬間もあるように、残念ながらチームはJ2 に降格してしまいましたが、近い将来に必ずエスパルスはいるべき場所で、ふさわしい輝きを取り戻すと信じています。静岡市民、静岡県民、そして日本の皆様と一緒に過ごせた全ての時間にあらためて感謝します。この場は「さようなら」ではなく、「また近々会いましょう」だと心の中で感じています。クラブと皆さま一人ひとりの成功をこれからも応援しています。Um forte abraço!」