毒キノコ食べ4人が食中毒 「ツキヨタケ」をシイタケと誤認、2人入院 福井県
福井県の福井市保健所は11月27日、市内の60~80代4人が、毒キノコのツキヨタケを食べて嘔吐などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。4人は市内の医療機関を受診、うち2人が入院したが症状は回復し既に退院している。 市保健所によると、4人は夫婦と親子の2家族。25日午後4時半ごろ、一方の自宅近くの山で同日採取したキノコを吸い物に調理して食べ、約30分後に症状が出た。シイタケと誤認したという。 県内でのキノコによる食中毒は、同市内の2021年11月のツキヨタケによる発生以来。担当者は「食用キノコにそっくりな毒キノコがある。必ず確認して、食用だと判断できないものは採ったり、食べたりしないでほしい」と呼びかけている。
福井新聞社