「鹿島道路」も舗装工事で契約にない再生材料を使用
道路舗装の大手「NIPPO」が国などが発注した舗装工事で契約にない再生材料を混ぜたアスファルトを使用していた問題で、大手の「鹿島道路」も契約と異なる材料を使用していたことが新たにわかりました。複数の会社で問題が相次いでいることから国は調査に乗り出す方針です。 道路の舗装工事を手がける「鹿島道路」は29日、国土交通省やNEXCO西日本、阪神高速道路から請け負った9件の舗装工事などで契約になかった再生材料を混ぜたアスファルトを使用していたと明らかにしました。 先月「NIPPO」で契約になかった材料を使っていたことが発覚したことを受け鹿島道路が自ら同様の事案がないか調査したところ判明したということです。 鹿島道路は、自社での調査では当面の使用については安全性に問題はないとしていて、すでに国交省や高速道路会社に報告したということです。 今後、原因を究明するため第三者委員会の立ち上げも含め検討し、再発防止に向けて万全を期すとしています。 複数の会社で問題が相次いだことを受け、国土交通省は他にも同様の事案がないか調査をするべく準備を進めているということです。