野菜で色鮮やかなブーケ 西原村で園児が「ベジフルフラワー」体験
西原村の「にしはら保育園」で19日、園児30人が野菜や果物をブーケのように仕立てる「ベジフルフラワー」づくりを体験。色や配置を考えながらカラフルな作品を仕上げた。 苦手な野菜にも親しんでもらおうと園が企画。ベジフルフラワー作家の佐々野祐加さん（50）＝熊本市南区＝を講師に、地元農家の内田公明さん（69）が育てた野菜を使った。 園児たちは、ネギやコマツナの緑をベースに赤いミニトマト、紫のナスなどを配置。ラップや布で包み込んでリボンをかけ、高さ30センチほどの作品を完成させた。体験後にはミニトマトとキュウリ、ニンジンを試食。野菜が好きな園児は笑顔で、苦手な園児は恐る恐る口に運んだ。 甲斐創介ちゃん（5）は「野菜をもっと好きになった。これからも好き嫌いせずに食べる」と笑顔。佐々野さんは「野菜の種類が多かったが、みんな上手だった」と絶賛。「苦手な子どもが野菜を食べる姿に涙が出た」と感激していた。（草野太一）
