初登院の青森県2議員が意欲 岡田氏(立民)「初心忘れず」、佐原氏(れいわ)「身引き締まる思い」
特別国会が11日召集され、衆院選で初当選した青森県の2議員が初登院した。青森県3区の立憲民主党・岡田華子氏、比例東北のれいわ新選組・佐原若子氏はそれぞれ「初心を忘れずに仕事したい」「身の引き締まる思い」と気持ちを新たにし、議員バッジを胸に国政での第一歩を踏み出した。 岡田氏は午前9時前に登院した。手続きや写真撮影で国会議事堂に続く道を慌ただしく駆け回る場面もあったが、立民県連代表の田名部匡代参院議員の出迎えを受け、笑顔を見せた。 都内の自宅を出る時には夫から「頑張ってね」と声援をもらい、朝ご飯の途中だった幼い2人の息子たちには「まだ行かないで」と引き留められたという。取材には「子どもがいても、女性が政治に挑戦できる制度や仕組みづくりに貢献したい」と意気込んだ。勤務していた都内の会社を退職し、今後、地元の弘前市に拠点を移す方針。 佐原氏は午前9時20分ごろに正門前へ到着した。待ち構えたれいわ支持者らを前に、「この(当選)証書は、応援してくれた東北の皆さまの思いだと思って頑張りたい。核燃料サイクルを止め、地方を活性化させたい」とあいさつ。報道陣の取材には「東北再生へ、これからが本当の勝負」と決意を語った。 返り咲きした青森県1区の立民・升田世喜男衆院議員は7年ぶりの登院。2017年衆院選で落選した際、それまで国会内の事務所に飾っていた五所川原立佞武多(ねぷた)のミニ模型を仲間の議員に預けていたが、再び手にすることができた。「毎日が真剣勝負との思いで活動したい」と力を込めた。