レアル激震 マドリード州検察、アンチェロッティ監督に対して懲役4年9カ月を求刑
税金を過少申告か
2021-22シーズンから、2期目のレアル・マドリード監督を務めているカルロ・アンチェロッティだが、スペイン紙『AS』によると彼は2014年に38万6361ユーロ、2015年に67万5718ユーロと、合計約106万ユーロの税金を過少申告した罪に問われた。 マドリード検察庁は彼をこの二つの罪で、懲役4年9カ月を求刑しているが、レアル・マドリードはこの件に完全に関与していないという。 これに関して検察庁の代理人は、「彼自身が税務上スペインの居住者であることを明言し、住所もマドリードにあると述べているにもかかわらず、レアル・マドリードから受け取った個人的な仕事の報酬のみを確定申告書に記載し、他の団体に譲渡した肖像権の利用に対応する収入を省略していたため」と説明している。 アンチェロッティは第二次政権初年の昨シーズンはリーグ戦2位、チャンピオンズリーグは準決勝敗退という結果になったものの、コパ・デル・レイで優勝するなどまずまずの結果を残した。今シーズンもここまでカリム・ベンゼマ退団などのハプニングに見舞われたが、ジュード・ベリンガムやホセルなどの新戦力を獲得し、スーペルコパで優勝。リーグでは2位のジローナと7ポイント差をつけるなど好調を維持している。その結果が実り、レアル・マドリードは2023年12月末に2026年6月までの2年間の契約延長を行った。
構成/ザ・ワールド編集部