所ジョージ「人の歩くのとおんなじくらいのスピードで、止まらない」趣味全開の“お散歩バイク”がユニークすぎる<所さんの世田谷ベース>
所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第422回が、9月14日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回は「決死の収穫隊、蚊の巣窟へ。」と題し、所の“お散歩バイク”や畑で群生しているキュウリの収穫などで盛り上がった。 【写真】所ジョージが“決死隊”として突入…草ジャングルから持ち帰った成果 ■所お気に入りのお散歩バイク 番組が始まると、オリンピックについて“スポーツを追っているではなく盛り上がりを追っているのだなと気づいた”という話や、RIZINの試合をお忍びで見に行ったエピソードが止まらない所。相変わらず趣味や人脈の広さが伺える。 なかでも大きく話が盛り上がったのは、所の“お散歩バイク”について。世田谷ベースの前に鎮座しているバイクを指して、「これってさぁ…こんな絵はなかなかないと思うのね!」と興奮気味に語る所。バイクはネイキッドで、少しレトロ感のあるオレンジのタンクには「KAWASAKI」の文字が見える。しかし所いわく、同車はホンダ製だという。 このバイクとの出会いは千葉に行った際、動くかもわからない12万円のバイクを見つけたのがきっかけ。「動くの?って言ったら『動く』っていうから持ってきてもらって…」とそこからはいつもの所イズムでリメイクが始まる。 世田谷ベースに眠っていたKAWASAKI製タンクを加工して付け替え、リアフェンダーやシートを作って“倍程度の金額”で動くようにしたのだという。ありもののパーツで作り上げたとはいうが、やはり趣味人の所だけに目を惹くようなカスタムも施してあるようだ。 同バイクはバッテリーを外したバッテリーレスとなっており、「キックすりゃ走る」と笑う所。さらに“素晴らしいところ”として挙げたのは、「ロー、セコンド、サードまで、クラッチ離してもスローで走るっていう。人の歩くのとおんなじくらいのスピードで、止まらない。素晴らしいでしょこれ!」というユニークな仕様だった。 ただし「その代わりスピード出ないよ」とオチをつける所。サードまで使って低速走行にする設定にしたため、残るギアでどれだけ頑張っても時速60km程度しか出せないそうだ。まさに「都内お散歩用バイク」と語ると、実際にバイクへ乗る姿も見せる。 数度のキックでエンジンが始動すると、所の言うとおりクラッチを繋ぐだけで前進しだすバイク。「どうですこの推進力!」と喜ぶのも納得で、散歩程度の極低速になってもエンストが起きない。宣言通りの動きを見せた“お散歩用バイク”に、スタッフからは笑いと感心の声が巻き起こっていた。 ■所家を襲う“キュウリテロ” オートバイや車についての談議が終わると、今度は世田谷ベースにある畑の話題に。畑とは名ばかりで草が生い茂ってジャングルのようになっており、キュウリが群生しているらしい。そのためキュウリ以外の植物が育たなくなってしまっているため、所が毎日10~20本のキュウリを持ち帰ると奥さんに「キュウリテロ」とまで言われていると明かす。 そこでスタッフにもキュウリを振る舞うと語った所。しかし本来は蚊対策として長袖長ズボンを着こんでから行くところを、「外側からこう…あそこにあるなここにあるなっていうのを見てね、パ~パパパパパパッと取れば…蚊に刺されないんじゃないか」と無防備な“決死隊”スタイルで採ってくるくるという。実はこのスタイルも経験済みで、「10カ所蚊に食われるつもりで行けば」問題ないそうだ。かくして「世田谷決死隊」となった所は、蚊の脅威に晒されながらキュウリを収穫しに向かうのだった。 畑に入っていった所は歌いながらキュウリを収穫してまわり、歌いながら草のジャングルを徘徊。「恐怖映像」とテロップに表示されつつ、十数本のキュウリを持って決死隊(所1名のみだが)は帰還を果たす。 そのあと「良い歳したおっさんがキュウリ漬物にしてるのって面白いだろ?」と語りつつ、収穫したキュウリをカットしてしょうゆ、大豆しょうゆ、酢、ラー油を混ぜたものに塩昆布を入れたビニールへ投入。さらにしそも入れて揉みこむと、特製キュウリの漬物が完成した。ここに塩を入れても良いと言いながら、完成した漬物を世田谷ベースのスタッフたちに味見してもらう。味はばっちり好評で、唐辛子が入っていてもいいとさらなる改良案も飛び出した。 番組スタッフにも「うちのキュウリの消費を手伝うんだよ」と語りつつキュウリの漬物を振舞った所。「美味しい」というスタッフの感想も待たず、「しょうがの千切りだよ~!」と足りないパンチを補うアイデアを思い付いたようだ。 なお“決死隊”とまで語った草ジャングル収穫に際し、なぜか蚊に刺されずに済んだという所。今回は「あの歌が良かったんじゃないの!?」と笑い、奇跡の生還を果たした理由を考察するのだった。 ■趣味全開の“お散歩用バイク”など、世田谷ベースならではのアイテム 所といえば車やバイクの改造でも知られる趣味人だが、今回の“お散歩用バイク”にはさすがに驚かされた。12万円で購入した品とはいえ、所のほかには思いついてもやる人がいないだろうユニークなチューンだ。 実際に走らせると、たしかにアクセル・クラッチの操作不要でゆっくり進む姿はかなりキュート。“お散歩”のスピードであるため、バッテリーレスなど軽量化は図っている車体でも少し左右に振れるのは否めない。だがそうした完璧ではないところも含め、アイデアあふれるDIYの良さといえる。 所が好きなことを好きに語り、好きに展開していく「所さんの世田谷ベース」。次回は9月21日(土)に、BSフジにて放送される。また、今回紹介した「決死の収穫隊、蚊の巣窟へ。」はTVerおよびFODで視聴可能だ。