武将・蜂須賀正勝の墓石が倒れる 何者かが故意に倒した可能性も視野 国の史跡の蜂須賀家墓所
今月15日、国の史跡に指定されている徳島藩主の墓所で、蜂須賀正勝(小六)の墓が倒れているのが見つかり、警察は文化財保護法違反の疑いも視野に調べています。 【画像を見る】倒れる前の墓所と倒れた後の状態を比較して見る 徳島市によりますと、今月14日午後5時ごろ、徳島市の「興源寺」の敷地内にある蜂須賀家墓所で「墓石が倒れている」という匿名の通報がありました。 蜂須賀家墓所は歴代徳島藩主の墓をまつる国指定の史跡で、通報の翌日の15日、市の担当者が蜂須賀正勝と妻の松の墓が倒れ、墓石の一部も欠けていることを確認したということです。 蜂須賀正勝(1526~86)は豊臣秀吉などに仕えたことで知られる武将で、正勝の墓石は上半分が、妻・松の墓石は根元から倒れていました。 警察は、何者かが故意に墓を倒した可能性があるとして、文化財保護法違反も視野に捜査しています。 2つの墓石は2001年にも正勝の墓石の一部が倒され、妻・松の墓石の一部が盗まれる被害にあっていて、その後修理・復元されていました。