連休初日は絶好の会見日和 不倫騒動の渡辺謙、必死に守る事務所の綿密な計算
俳優・渡辺謙が15日、今春に『週刊文春』で報じられた一般女性との不倫関する記者会見を都内で行った。 渡辺は、3月30日発売の『週刊文春』で30代の元ホステスとの不倫を伝えられていたが、この日、同誌の報道を「おおむね事実」であると認めたうえで、謝罪した。 妻で女優の南果歩の乳がんの療養中の不倫となったが、 「(釈明は)ひと言もありません。申し訳ないと思っています。僕も今まで色々ありましたけど、そういう中でも心の揺れみたいなものが、自分でも制御できなかったのかもしれません。僕の中でも整理ができていません」 また、今後の夫婦関係に関しては「僕が言える立場ではない」や「そんなに、ちゃんちゃんとはならない」としながらも、「そうあったら(=夫婦関係を続けられれば)いいなと思っています」、「これからも支えていきたいと思っていますし、それが今後どうなっていくかはこれから」などと語った。
不倫報道から3カ月近く経ってからの会見
会見中は終始、謝罪と反省の意をあらわにしていた渡辺だが、その一方で不倫報道から3カ月近くが経ってから行われた会見に対してはインターネット上では、「ほとぼりが冷めるまで待っていたんだろう」や「松居一代に助けられたな」など批判的な声が上がっている。週刊誌のデスクは語る。 「週刊誌で不倫が報じられた当初、渡辺さんの所属事務所は早期に会見を開く旨をマスコミ各社に約束することで、渡辺さんへの後追い取材や直撃取材を防いでいました。その後、小出恵介さんの未成年女性との飲酒&淫行騒動や松居一代さんと船越英一郎さんとの離婚騒動などもあり、世間の注目が報道直後よりも薄れたこの時期に満を持して今回、会見を開いた印象です」 さらに、会見が行われた3連休初日の土曜日の午後というタイミングにも、綿密な計算が垣間見られるという。
絶好の謝罪会見日和!?
「土曜日に会見をされると、多くの週刊誌は記者の稼働が少なく追加取材がしにくいし、次の号が発売される頃には話題性も薄れています。それに土曜日の夕方や夜は平日に比べるとテレビの情報番組の放送が少なく、夕刊紙も日曜日は休刊のことが多いため、ネガティブなイジられ方をされにくい。とくに当日は、3連休がスタートする初日のうえ、プロ野球のオールスター戦やサッカーでも注目度の高い試合が行われており、スポーツ紙が芸能記事に大きく誌面を割く可能性は低いですからね」(同週刊誌デスク) まさに、謝罪会見を行うには絶好の日和だったと言えるという。 もちろん、会見の日時を設定したのは渡辺本人の意思というよりも、何とか渡辺を守ろうとした所属事務所や周囲の努力の表れだろう。 「今回の不倫報道の直後には、普段は滅多にメディア対応しない渡辺さんの所属事務所の会長が女性誌の取材に応じる異例の対応をとったことも、業界内では話題になっていました。いかに渡辺さんが周囲からその才能を高く評価されて、大切にされているかの表れでしょう」(同週刊誌デスク) 渡辺は会見中、妻の南から「あなたが積み重ねてきたことが消えるものではないから、頑張ってね」と声を掛けられたことを明かして感謝していたが、果たして周囲の期待に応えて復活を果たすことはできるのだろうか。