“プロの酔っ払い”華大が2人っきりで“本音”話す「もう逃げられない」 大吉「この手があったか!」
博多華丸(54)と博多大吉(53)がそろいの部屋着姿になって、2人っきりで飲みながら、芸人論・健康・私生活などを話していくBS朝日『家呑み華大』(毎週木曜 後10:00)。2人は「おじさんたちが飲んで食べるだけの番組、誰が見ると?」「親でも見らんと思う」と自虐気味に語るが、あと1日頑張れば土・日という木曜の夜という時間帯、2人が醸し出す雰囲気、若者にとっては「人生の予習」とも言えるトーク内容も相まって、気づけば釘付けになって見てしまう。当の2人は、どのように毎回の収録…もとい「家呑み」に臨んでいるのだろうか。家呑み直後に直撃した。 ――収録には、どのような心持ちで臨まれているのでしょうか。 【博多大吉】 僕らは楽しいですけど、誰が見ているのかっていうのは、いつまでもあります。手応えのなさでいうと、屈指やと思います。我々の仕事の中では。 【博多華丸】 もう本当に、毎回がラストやと思っています(笑)。「次回なくなりました」って言われたとしても「そりゃそうやろ」って思います。 【大吉】 「きょうが最後です」「前回で最後だったんです」も、全然あり得ると(笑)。 ――周囲の反響? 【大吉】 業界の方が見てくれているのはよく聞きます。 【華丸】 銀シャリの橋本(直)のみです(笑)。うれしかったですけど。 【大吉】 今どきめずらしく、TVerとかでもやっていないので、この時間にBS朝日さんに合わせないと見られないっていうのは、逆に面白いのかなと思います。 ――お酒も入っている環境だからこそ、ちょっと踏み込んだ話もできている? 【大吉】 きょう、収録をご覧になった通り、本当に2人っきりでしゃべっていて、収録も3回目なので、だんだん慣れてきたので、本当に踏み込んでいます。なんかね「こんなこと言っていいのかな」みたいなことも…。 【華丸】 これだけ続いて『あさイチ』終わるって可能性あるから、それだけは吉本がなんとか守って、管理してほしいなと思います(笑)。 【大吉】 見てくれている方は、一緒に飲みながら見てくれてるっていう人も多いので、当たり障りのないことを言うよりは、本音で…。というか、2人でしゃべると本音になるので、取り繕って会話を転がしていっても、お互いなんかニヤニヤしてこっち見るんで(笑)。シラフだと、お互い理解してるから、もう見て見ぬふりとかするんですけど。酒入っているわ、2人きりやわ…で、もう逃げられないです(笑)。 【華丸】 置きにいった話は、反応が悪いんです(笑)。 【大吉】 無難にまとめようとすると。なんか違うねっていうのは、お互いがなりますね。決して放送禁止用語を言っているわけじゃないんですけど、今のテレビって、いろんなところに配慮しながらしゃべれなきゃいけないので。 【華丸】 吉本は、映画並みに試写会するべきやと思うよ(笑)。それぐらい身を預けないと、話が持たないですよ。さすがに僕らもコントロールできますから、酒に任せて言っている…というわけではないですね。酔ったフリです、これは。プロの酔っ払いですから(笑)。やっぱり将棋みたいなところがあって、そういきますか、だから僕もそっち打ちますよ…みたいなところは、何となくあります。他の番組とは違うところですね。 【大吉】 しっかり酔っているのですが、幸い2人とも(お酒に)強いんで、ふわふわした状態のままキープできるというのがあるかもしれないです。 ――トークの内容を聞いていると、老いと若さが同居してる感じがあるのですが、お2人の中でのバランスみたいものはある? 【大吉】 僕らが…というより、多くの50代の方にとって、このまま老けていくのは確実なんですけど「このまま老けていっていいのか」という悩みをたくさん抱えてらっしゃると思うし、多分そういう世代の方が見てくれていると思うので、本当に普通のことを言っているだけです。 【華丸】 これくらいのキャリアがあって、いろいろ仕事をしているコンビって、だいたい2人でラジオをやっているんですよ。そこが吐け口だったりすると思うんですけど、僕らやってないんですよね。あと、YouTubeもやっていないので、意外と普段は見られない姿になっていると思います。すごいところを、デジタルに放送してるっていう革命ではあると思いますけど。しかも生放送ではないし、視聴者からのメールを読んだりもするんですけど、ラジオみたいな交流もないから、珍しい仕事だと思います。 【大吉】 この手があったかと思いますよね。全部やりすぎてる時代に、BS朝日があったかと。 【華丸】 9月ぐらいからタカトシがやっている可能性がある(笑)。 【大吉】 もう中堅・ベテラン、そこそこ人気ある芸人が、みんなやりだすかもしれん。