TWICE、コンサートの「アップグレードチケット」が波紋 “座席”をめぐる仕組みづくりに課題
TWICEが、7月13日にヤンマースタジアム長居にて開催した『TWICE 5TH WORLD TOUR ‘READY TO BE’ in JAPAN SPECIAL』に関して、その“座席”が問題となり、ファンの間で議論が活発化している。 【写真】MOMO、セクシーな“ヘソチラキャミ”ショット 問題の焦点となっているのは、通常のチケット料金にプラスして¥10,000 (税込) を支払うことで手に入れることができる「アップグレードチケット」だ。本チケットには、(1)アリーナ席保証、(2)アップグレードチケットオリジナルグッズ付、(3)アップグレードチケット専用入退場レーン設置という3つの特典が付いている。特に“少しでも推しを近くで見たい”というファン心理を考えると、(1)アリーナ席保証はとても魅力的な特典だ。 このアップグレード席より、通常料金の一般席の方が優遇されていたのではないか、という声がSNSを中心に多数挙がったことが本問題の発端である。 過去のコンサートでは、センターステージや花道付近などにアップグレード席が用意されており、よりメンバーと近い距離で楽しむことができていた。しかし今回は、従来通りの近さの座席があったものの、想定していたような近い距離でメンバーと触れ合えない座席が多数存在。さらに、一部演出では、一般席の方がより近い距離でメンバーの姿を見ることができる状態となっていたようだ。 一方で、アリーナ席保証という特典自体はしっかりと守られており、大多数の座席と比較すると近い距離でステージを見ることができている。また、オリジナルグッズや専用入退場レーンも含めてアップグレードチケットであり、SNSでは「(公式サイト上に)記載されてる事を運営としては実行してる」「他の席より1番近くで見れるとは書いてない」と擁護する声も挙がっている。 なおこの騒動を受けてか、翌日14日の公演では一部演出に変更があった旨が報告されている。 アップグレードチケット制度については、SEVENTEENやTOMORROW X TOGETHER、フェスである『K-Pop Masterz×KROSS vol.3』などK-POP関連公演のほか、錦戸亮や赤西仁など国内のアーティストにも導入されている。その特典は今回のTWICEと同種のものが多いが、錦戸亮の公演では「1階席の前から10列目程度の座席位置を保証(会場構造により10列目以降の座席番号のお席を含む場合がございます)」とより具体的な座席位置が示されており、トラブル回避という点では有効な施策と言えるだろう。 なお、TWICEは今週末に、味の素スタジアムでの2days公演を控えている。
リアルサウンド編集部