なでしこジャパン主将熊谷紗希「あとはもうメンバー発表を待つだけ」スペイン遠征から帰国
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が5日、羽田空港着の航空機でスペイン遠征から帰国した。遠征先のニュージーランド女子代表との親善試合は2連勝(2〇0、4〇1)を収め、メンバー発表前最後の実戦を良い形で締めくくった。 主将のDF熊谷紗希は遠征を終えて「チームとしてのいいシミュレーションができたなっていうところはすごく感じている。充実した遠征になった」と手応えをつかんだ様子だ。一方で「2戦目の前半なんかは本当に守備が合わなくて。もう少し自分たちで早く中で修正できたら」と課題も挙げた。 今遠征ではFW浜野まいから若手が躍動した。熊谷は「しっかりパフォーマンスをここまでの合宿でも出してる選手たち。特別なサプライズはない」と冷静だったが、「若い選手たちのフレッシュさだったり勢いは、絶対チームにプラスになる。今回スコアとして結果も出てますし、そういった活躍はすごく嬉しい」と喜びを見せた。 五輪では、メンバーが遠征の22人から18人に絞られる。「もう自分たちにできることはやった。(今回の遠征が)最終選考っていうところで。選手1人1人がその気持ちを持って、自分の持っているものを出したと思うし、今は1回やりきったなと。あとはもうメンバー発表を待つだけ」。2011年のドイツW杯で優勝を経験した主将は、五輪へ準備万端だ。
報知新聞社