『君たちはどう生きるか』 宮﨑駿監督21年ぶりオスカー獲得なるか 【アカデミー賞注目作品を紹介】
いよいよ日本時間11日にせまったアメリカ映画の祭典『第96回アカデミー賞授賞式』。栄冠に輝くのはどの作品なのか、長編アニメ映画賞にノミネートされている『君たちはどう生きるか』(全国公開中)を紹介します。 【画像】宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』ゴールデングローブ賞受賞 映画は宮﨑駿監督による10年ぶりとなる最新作。声優には、山時聡真さんや、菅田将暉さん、柴咲コウさん、木村拓哉さんら豪華キャストが結集しました。公開前には映画の内容に関する情報がほとんど明かされず、宣伝なども行われない異例の状況で公開されたことも話題となりました。
■『千と千尋の神隠し』以来のオスカー獲得なるか
映画はアメリカ・カナダの2205館でも公開され、公開初日から3日間で約1297万ドル(約19億円)を記録(配給会社発表)。日本映画オリジナル作品としては初となる、北米週末興行収入ランキング第1位を獲得するなど大ヒットとなりました。また、英語吹き替えキャストにはクリスチャン・ベールさんやマーク・ハミルさん、ロバート・パティンソンさんなどの豪華ハリウッド俳優が起用されました。 映画は賞レースでも注目されていて、ゴールデングローブ賞で日本作品として初めてアニメ映画賞を受賞。さらに、アニメ界のアカデミー賞とも呼ばれるアニー賞でストーリーボード賞とキャラクターアニメーション賞を受賞したほか、全米各地の賞レースでも結果を残しています。 『君たちはどう生きるか』のノミネートは、宮﨑駿監督作品として2002年にアメリカ公開の『千と千尋の神隠し』、2005年アメリカ公開の『ハウルの動く城』、2014年アメリカ公開の『風立ちぬ』に続く4度目。もし受賞となれば『千と千尋の神隠し』以来21年ぶりの快挙となります。果たしてオスカー獲得なるか、授賞式は日本時間11日に行われます。
【第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品】 『君たちはどう生きるか』 『マイ・エレメント』 『ニモーナ』 『ロボット・ドリームズ』 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』