令和にセクシーコマンドーの使い手が!?「るろうに剣心」第37話に「原作のままでいったよ!」と視聴者驚愕
まさか2025年のアニメで「セクシーコマンドー」の名を聞くことになろうとは……。1月9日より順次放送中のアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」第37話で、登場人物がしれっと1990年代に人気を博したギャグ漫画に登場する格闘技“セクシーコマンドー”というワードを口にするシーンがあった。25年以上前に連載された原作漫画と変わらないセリフに、視聴者から「懐かしい!」「そのまま言うんだ」と驚きと喜びの声が上がっている。 【映像】37話、原作どおりの「せくしいこまんどぉ」 第37話「蒼紫 対 翁」では、ショッキングな事実を告げられた巻町操(CV:山根綺)が、真相を確かめようと自身の育ての親である翁こと柏崎念至(CV:千葉繁)に話を聞くために葵屋に急いだ。しかし、葵屋に翁はおらず、部屋では増髪(CV:雨宮夕夏)たちがなぜか床の修繕をしていた。これは志々雄が送り込んだ刺客と翁がやり合った際に破損したもの。操が「その床、どうしたの?」と尋ねると、増髪は慌てて「これは翁が寝ぼけて、その、『せくしいこまんどぉ』をかまして……」と誤魔化したのだった。 唐突に出てきた「せくしいこまんどぉ」とはもちろん、うすた京介氏によるギャグ漫画「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」に登場する架空の格闘技のこと。1995年から1997年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた「すごいよ!!マサルさん」は、1994年に連載がスタートした「るろうに剣心」と同時期に同じ雑誌に掲載されており、当該シーンは原作漫画でも「せくしいこまんどぉ」のセリフだった。それが25年以上経った今そのまま再現された格好だ。 今となっては何の脈絡もない「せくしいこまんどぉ」、しかもナンセンスギャグの極みとも言える作品からの引用に、視聴者は大盛り上がり。ネット上には「セクシーコマンドー懐かしい!」「まじかよ原作のままでいったよ!まさか聞けるとはwww」「セクシーコマンドーそのまま言うんだ」「そう言えばそうだったなw」「当時のすごいよマサルさんは面白かった」「令和キッズにセクシーコマンドーは通じるんか」「若い視聴者にもまだギリギリ通じるかな…」など反響が続出した。 なお「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」によると、セクシーコマンドーとは室町時代に幕府の悪政によって苦しい生活を強いられた農民が憂さ晴らしに始めた遊びから始まった格闘技とのこと。明治時代が舞台の「るろうに剣心」に登場しても不思議はない。 アニメ「るろうに剣心」は、シリーズ累計7200万部を突破した和月伸宏氏による漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が原作。2023年7月にスタッフ・キャストを一新した新作テレビアニメシリーズとして第1期が放送され、2024年10月より放送開始した「京都動乱」は第2期にあたる。1月9日からは第2期第2クールがスタートした。明治時代初期の日本を舞台に、かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心(CV:斉藤壮馬)の戦いを描いた物語だ。 第37話「蒼紫 対 翁」 【あらすじ】 翁を捕えて剣心の手がかりをつかむため、方治は隠密部隊の梟爪衆に葵屋を夜襲させるが、葵屋の面々の返り討ちにあう。翁は志々雄の拠点に帰した梟爪衆の一員を通じて、蒼紫に決闘を申し込む。しばらく後、葵屋に戻った操は異変を感じてお増に翁の居場所を問いただすが……。 (C)和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」製作委員会
ABEMA TIMES編集部