SAG賞授賞式に『プラダを着た悪魔』の3人が登場 メリル・ストリープとアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントがコントを披露
現地時間2月24日（土）に開催された全米映画俳優組合賞（SAG賞）の授賞式。映画『プラダを着た悪魔』の3人、メリル・ストリープとアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントがステージにサプライズ登場した。 【写真】アン・ハサウェイの華麗なるドレスアップファッション テレビ部門のコメディの部の主演男優賞のプレゼンターとして登場したメリル。会場に集まったセレブたちの大きな拍手で迎えられた彼女は、舞台の中央に歩いてくるときにマイクにぶつかるというアクシデントを演じてみせた。メリルは焦ってマイクスタンドを押さえると「2つあるの。まずメガネを忘れてしまった。明らかだと思うけれど。あと封筒も」。 すると舞台の両脇からアンとエミリーが登場。『プラダ～』の敏腕アシスタントのようにエミリーは封筒を、アンはメガネをメリルに差し出した。メリルは2人をハグ。「ダーリン、ありがとう」とお礼を言うと笑いながら「どこまでがキャラクターで、どこからが俳優なのか。それは古くからの疑問です」と発表前のスピーチを始めた。
エミリーがそれを遮って「今見たように、メリルとミランダ・プリーストリーは双子のようなものよね？」と問いかけるとメリルは「私はミランダみたいな人間ではないと思う」。『プラダ～』で演じた悪魔のような編集長ミランダと自分は似ていないと主張した。すると今度はアンが遮り「質問したわけじゃないのよ」。これはアン演じるアンディを面接するシーンでミランダが口にするセリフ。ミランダに「品もファッションセンスもない」と言われたアンディが釈明しようとすると、彼女は「質問したわけじゃない」と冷たく言い放ちアンディを黙らせていた。
さらに追い討ちをかけるようにアンに「さあ、発表して」と促されたメリル。映画と立場が入れ替わっていることに戸惑っていると、エミリーは「氷河みたいに遅いわね。鳥肌が立つわ」。これももちろん映画のセリフ。ミランダはぐずぐずしているアンディをこう叱責していた。エミリーがミランダのように低音を効かせて言うと観客からは笑い声と拍手が起きた。 2006年に公開され、世界中で大ヒットした『プラダを着た悪魔』。今も多くの人に愛され、続編を望む声も根強い。こんな息の合ったコントを披露されたらファンの願いがますますヒートアップしそう。
