【ヤクルト】育成1位台湾高校生、憧れの選手は名守護神「ファンに絶対的な安心感を与える」
ヤクルトは10日、都内の球団事務所で昨秋のドラフト会議で育成1位指名した台湾・鶯歌工商(いんぐこうしょう)高橋翔聖投手(18)の入団会見を行った。登録名は「翔聖」となった。台湾の現役高校生が日本の球団からドラフト指名を獲得されるのは史上初。生まれも育ちも台湾。小学4年に台湾から観光で訪れて以来の東京の街。翔聖は「都会だなって思いました」と笑顔を見せた。 父は台湾国籍、母加奈子さん(50)は大阪出身で阪神ファンだった。その影響もあり、翔聖も憧れの選手には「火の玉ストレート」藤川球児の名を挙げた。「かっこいいですし、ファンに絶対的な安心感を与えるような選手ってすごい」と目を輝かせた。 野球を始めたきっかけは13年の第3回WBC。当時は小学5年生だった。くしくも、日本と台湾の一戦をテレビ観戦し、興味が湧いた。どちらの応援を? の問いには「どっちとかは、あんまりなかったです」と笑った。