リニアトンネル工事事故 県がJR東海に事故防止対策を求める意見書を提出 工事はJR東海の報告や地元への説明などののち再開予定
今年7月、岐阜県多治見市にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場で、岩などが落下し作業員が重傷を負った事故で、7日、県がJR東海に事故防止対策を求める意見書を提出しました。 この事故は今年7月、多治見市大針町のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で掘削面の岩などが落下したもので、男性作業員が足や顎の骨などを折る重傷を負いました。 事故をうけ、岐阜県とJR東海は先月、専門家らによる安全対策を検討する会議を行っていました。 県は7日、専門家会議で出た意見などをもとにした、事故防止対策についての意見書をJR東海に提出しました。 意見書では頭上を守るガードをつけるよう徹底することや、作業手順の尊守について誰が責任をもって指導するのか明確にすることなどの対策を講じるよう求めています。 現在工事は中止されていますが、JR東海からの報告と地元への説明がされた後、再開される予定です。