田淵累生、小西詠斗が舞台『刀剣乱舞』最新作への意気込みを語る!「新選組の話をやりたいとずっと思っていました」
PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞ONLINE」を原案に、末満健一が脚本・演出を手掛ける舞台『刀剣乱舞』。2016年5月の初演を皮切りに、これまでシリーズ15作品を上演し、ファンを魅了し続けてきた刀ステ最新作「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」が、2024年6月8日より、東京・大阪・福岡にて上演されることが決定した。 【写真を見る】舞台『刀剣乱舞』について語る小西詠斗と田淵累生 今回は、新選組副長・土方歳三の愛刀といわれている刀剣男士・和泉守兼定役の田淵累生と、堀川国広役の小西詠斗にインタビューを実施。2019年の「維伝 朧の志士たち」で初共演して以来、絆を深めてきた彼らに、作品にかける意気込みなどを聞いた。 ――本作の上演が決まった際の率直な感想をお聞かせください 田淵「まさか新選組の物語が舞台で本当にできるとは思ってなかったんです。ミュージカル『刀剣乱舞』で新選組の物語を上演していたこともあって、『もしかしたら刀ステではできないのかな』なんて思っていたんですが、そんな中で本作のお話をいただいて、めちゃめちゃ嬉しかったです。和泉守兼定を演じているからこそ、やっぱり舞台の上で土方さんに会いたいですし、新選組の話をやりたいとずっと思っていました」 小西「僕もそうですね。堀川国広である以上は、絶対に新選組の話をやれたらいいな、やりたいなと強く思っていたので、今回のお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。世の中には、いろんな新選組のお話があると思うのですが、舞台『刀剣乱舞』ではどのようにドラマが描かれるのか、ものすごく楽しみにしています」 ――おふたりが思う、舞台『刀剣乱舞』の魅力は? 田淵「やっぱりアクションが多いのは、刀ステの魅力だと思います。殺陣の一手一手に意味があって、しかも刀剣男士の個性に合わせた、"唯一無二のアクション"を披露しているのが、いちばんの魅力かなと思います」 小西「ストーリーも、歴史にどんどん興味が湧いてきたり、何度見ても楽しめるような、細かいところまで描かれている作品なんですよね。登場人物それぞれにドラマがあって、奥深い物語が描かれているので、何度でも楽しめる作品だなと思います」 ――2019年の「維伝」以来の出演ですが、最初に会った頃の互いの印象は? 田淵「もう小動物ですよ。ハムスターみたいに可愛いなって思いました。初対面の時、詠斗は19歳で、『すごい年齢でここに来たな』と思いましたし、物覚えが早いなって印象でしたね。もうスポンジみたいな吸収力で。動くスポンジ!」 小西「年上で背が高くて大きいお兄さんで、話す前は『怖い人かもしれない。どうしよう、どうしよう』って思っていたんですけど(笑)、もういざ話すと本当に優しくて柔らかくて。ずっとニコニコしている人だなと思ったことを覚えていますね。怖い人じゃなくてよかったです(笑)」 ―― 和泉守兼定と堀川国広は、相棒かつ助手といった関係ですが、舞台上で"バディ感"を出すために行っていることはありますか? 田淵「お互いに、アクションする時もスピード感を意識しながらやっていた部分があったり、『あえて目を合わさない。けれど、呼吸はわかる』というのもありましたね」 小西「和泉守兼定と堀川国広は、合図とかアイコンタクトをしなくても、相手の動きをすべて理解できていると言えるぐらいの関係性だと思うので、そうなれるように何度も稽古しました」 田淵「もう稽古しすぎで記憶がないです...(笑)」 小西「もう毎日がいっぱいいっぱいで」 田淵「燃え尽きながらやってたよね」 ――6月から上演の「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」の注目ポイントを教えてください 田淵「やっぱり土方歳三との絡みですね。土方歳三と僕たちがどうなるか...、どう転んでもおもしろいと思います」 小西「これからの稽古で頑張っていくので、僕たちの息の合った動きに、ぜひ注目していただきたいです!」 ――最後に、上演を楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします 田淵「僕自身、すでに楽しみすぎて期待で胸がいっぱいです。これだけのキャストが集まって新選組の物語を描けるという嬉しさが大きいです。お客様も僕たち以上の期待感を持って、舞台をご覧になっていただければ、期待をさらに上回る作品にできると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!」 小西「舞台『刀剣乱舞』ならではの新選組、幕末の話をお届けできることを自分たちもすごく楽しみにしているので、期待していてほしいなと思っています。もう『やってやるぞ!』という気持ちなので、ぜひ楽しみにしていてください」 撮影=皆藤健治 取材・文=中村実香
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