ロシア、長距離攻撃容認をけん制 プーチン氏「NATOと戦闘に」
【モスクワ、キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナが米欧から供与された長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるよう求めていることに関連し「容認されれば北大西洋条約機構(NATO)諸国がロシアと戦うことを意味し、紛争の本質を変える」と表明した。ロシアは適切な決定をするとし、NATOへの攻撃を示唆して強くけん制した。 【写真】ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身
プーチン氏は滞在先のサンクトペテルブルクでロシア国営テレビの取材に応じた。米欧が直面しているのは「ウクライナに攻撃を認めるかどうかではなく、軍事衝突に直接参加するかどうかの問題だ」と指摘した。 ブリンケン米国務長官は12日、訪問先のポーランドでの記者会見で、長射程兵器による攻撃を容認するかどうかについて「われわれは適応、調整し、ウクライナが必要なものを必要な時に備えられるようにする」とし、前向きな考えを示した。