内紛騒動のHYBEは終わりの声も…形勢逆転のミン代表は東方神起と同じ手法を使うのか
業界のルール無視
スポーツ紙芸能デスクが首をひねる。 「インスタグラムのフォロワー8500万人を誇るジェニーが参加する強烈な楽曲を『Bubble Gum』の公開6時間前にぶつけてきたり、NewJeansのダブルシングル発売日にRMのソロアルバム発売を重ねるというのは通常ではあり得ません。いずれも親会社は同じですから日程を調整して双方がかぶらないようにするのが業界のルールです。宮脇咲良を擁するLE SSERAFIM(ルセラフィム)の“音痴騒動”も今回の内紛勃発で吹っ飛びました。ミン代表に対するHYBE側の意図を感じざるをえませんね」 追い打ちをかけるように、HYBE側はミン代表がシャーマンの“お告げ”で会社を経営していた、などと批判しているが、実際はカルトなどとは大きく異なるという。「韓国では巫俗人(ふぞくにん)と呼ばれていて女性シャーマンを指します。農業地帯では五穀豊穣、海浜部では大漁祈願に招かれ神に憑依して祈りを捧げる巫堂(ムダン)が有名です。都会でもビルの一室に事務所を構え、恋愛や結婚、就職で悩んでいる女性たちに天の声を伝える占い師のようでもありアメリカでいう心理カウンセラーのような役割もあります」(韓国の現地ジャーナリスト)。 すでにHYBE側は先月22日、ミン代表の辞任を求める書簡を発送。25日にミン代表と副代表を業務上背任などの疑いで龍山警察署に告発し、彼女の辞任を要求した。するとミン代表は3日後の25日に、2時間に及ぶ記者会見を開いてHYBEの男性幹部を「狂ったやつら」「犬野郎」などと激しい言葉で非難し、国民の喝采を浴びた。世論が不利な方向に流れるのをおそれたHYBE側は、翌26日に12項目にまとめて反論したが、今月2日にADORが9項目の再反論を発表した。 その中でミン代表は「HYBEがミン・ヒジン代表の年収、インセンティブ、株式報酬に言及するのはミン代表が金銭的な欲望で動く人物という虚偽のフレームを作ろうとしているため」「内密に行うべき監査内容を対外的に公表する監査件の発動は、NewJeansのカムバックを控えて昼夜仕事をしていたミン代表と職員の業務進行に深刻な障害を引き起こしている」「HYBE側は会社を分割して契約を移転したため、NewJeansのデビューは遅れるしかなかったと嘘をつき続けている点は非常に残念」「HYBEのパク・ジウォン代表がNewJeansの広報をしないでほしいと、ミン代表に電話とSNSを通じて露骨に頼んできた。SNSの会話記録で確認できる」などと、これまでの経緯が具体的に綴られている。