台風第7号に関する総合情報(17:27発表)
気象庁によると、鳥取県に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況ですので、土砂災害、浸水害、洪水害に最大級の警戒をしてください。西日本を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、暴風に警戒してください。引き続き、東海地方では16日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。 気象庁の発表内容は以下のとおり。 [台風の現況と予想] 台風第7号は、15日16時には福知山市の西南西にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。 西日本から東日本では非常に強い風が吹いて、しけとなっている所があります。また、台風本体の発達した雨雲が西日本を中心に広がり、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降っています。 台風は15日夜に日本海に進んだ後、16日から17日にかけて日本海を北上し、北日本から東日本の日本海側に影響を与えるおそれがあります。 [防災事項] 鳥取県に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況です。 <大雨・雷・突風> 東日本や西日本では、これまでの総雨量が平年の8月の月降水量を超える大雨となっており、鳥取県では、土砂災害、浸水害、洪水害の危険度が非常に高くなっている所があります。また、東日本や西日本では、台風本体や台風周辺の湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となっています。中国地方では、線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続いています。西日本や東日本では16日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。 16日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、 東海地方 200ミリ 北陸地方、中国地方 150ミリ 関東甲信地方 120ミリ 近畿地方 100ミリ 17日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、 東海地方 100から150ミリ の見込みです。 鳥取県では、土砂災害、浸水害、洪水害に最大級の警戒をしてください。また、西日本や東日本では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。 <暴風・高波> 東日本から西日本では15日は非常に強い風が吹いて、16日にかけてしけとなるでしょう。 15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、 近畿地方、中国地方 25メートル(35メートル) の見込みです。 西日本では、暴風に警戒し、うねりを伴った高波に注意してください。 <高潮> 台風の影響で、東日本や西日本では16日にかけて、潮位が高くなる所があるでしょう。近畿地方では、高潮に厳重に警戒してください。 [補足事項] 今後の台風情報、地元気象台の発表する特別警報、警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和5年 台風第7号に関する情報(総合情報)」は、16日5時頃に発表する予定です。