フィギュアスケート元世界王者・高橋大輔さんが映画初出演へ 出身の岡山県倉敷市が舞台「蔵のある街」で学芸員役
2025年7月の公開を目指し、岡山県倉敷市を舞台に製作される映画「蔵のある街」の実行委員会は16日、フィギュアスケートの元世界王者で市出身の高橋大輔さん(38)の出演が決まったと発表した。映画出演は初めてで、主人公の相談相手となる地元美術館の学芸員を演じる。 高橋さんは郷土ゆかりの作品を盛り上げるため、オファーを承諾。出演シーンやせりふも多く「映画のお芝居ということで不安も多々ありますが、皆さまの活力となる作品を目指します」とコメントを寄せた。10年のバンクーバー冬季五輪で銅メダル、世界選手権で日本男子初の金メダルを獲得した高橋さんは昨年5月、2度目の引退を表明。現在はアイスショーなどで活動している。 作品は市出身の映画監督平松恵美子さん(57)が監督・脚本を担当。ヤングケアラーの友達を勇気づけるため、美観地区の鶴形山から花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの姿を描く。 落語家林家正蔵さん、ともに俳優のミズモトカナコさん=倉敷市出身、堀家一希さん=岡山県美作市出身=ら他のキャストも併せて発表され、主役の高校生を演じる2人は7月16日に公表する。地元出身俳優ではMEGUMIさん、前野朋哉さんらの出演が既に決まっている。