小豆や栗で「甘味餃子」 試作重ね完成形に 「コーヒーやお茶をお供に」/兵庫・丹波市
兵庫県丹波市春日町国領の餃子店「丹波松ちゃん餃子」を営む松岡伸郎さん(53)が、丹波市特産の大納言小豆、栗、黒豆を生かした和菓子風の「丹波甘味餃子」を売り出している。松岡さんは「『丹波に来たらこれ』となるぐらいの新しい名物にしたい」と話す。 大納言小豆と栗の2種類。大納言小豆は砂糖と煮詰め、素材本来の味が楽しめる。栗は地元で親しまれる「ひかみ牛乳」を使った生クリームや砂糖を入れてペーストにした。うるち米を使った皮はもちっとした食感で、風味豊かな黒豆きな粉を練り込んだ。焼かずにそのままでも食べられる。4個入りで、大納言小豆は400円、栗は520円。 現在、神戸で開いている餃子店でも酒かすや豆腐といった地元産素材を組み合わせた餃子を提供。6月にオープンした「丹波松ちゃん餃子」では、大納言小豆の甘味餃子を当初から提供していたが、改良を重ね、納得のいく〝完成形〟にたどり着いた。 松岡さんは「コーヒーや日本茶をお供に」と勧め、「丹波市のイベントに出店して売っていきたい」と張り切る。営業は土曜午後6―9時、日曜午前11時―午後7時。持ち帰りも可。