春場所新入幕Vの尊富士が地元・青森での優勝パレードで感謝 大忙しも「緊張しなくなった」
3月の大相撲春場所で、110年ぶりに新入幕優勝を果たした尊富士(伊勢ケ浜)が1日、故郷の青森・五所川原市で凱旋パレードを行った。2カ所でオープンカーから手を振り「最高なパレード。ありがとう、と言ってもらえたことが印象に残っている」と笑顔を見せた。セレモニーでは三味線で送り出され、金木地区では小説家・太宰治の生家「斜陽館」前を通過。中心部では約23メートルの山車(だし)のねぷた「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」がお目見えするなど華を添えた。 この日は午前10時に青森県庁で県褒賞を授与。その後、すぐに車で約40分かけて五所川原市役所に移動した。市民栄誉賞を受賞。その後、2度のパレード。最後は午後6時から祝賀会に出席し、帰京の途に就いた。大忙しの1日だったが、何度も多くの人の前で話す機会に恵まれた。祝賀会では「人前に立つのは10回目くらいなので緊張しなくなりました」。徐々にスピーチに慣れ、ファンの笑いを誘う場面が増えていった。今後へ「多くの方に夢を与えたい」と意気込みを語った。
報知新聞社