森口博子「50代になってもガンダムのテーマソングを歌います!”」勝手に宣言し見事に実現、言霊の力を信じ夢の記録を更新中
1990年代に“バラドル”として大活躍し、いまなおテレビやラジオなどで精力的に活動する森口博子さん。歌手としての表現力にも定評があり、昨年に引き続き『ANISON COVERS 2』をリリースするなど、アニソン歌手としても国内外で多くのファンを獲得している。 ■【画像】「50代になってもガンダムのテーマソングを歌います!”」 森口博子の最新ショット!ますます透明感に磨きが…… リストラ勧告を受けた若かりしころから、大復活を遂げ、さらに唯一無二の存在へと成長した森口さん。充実したキャリアを重ねるなかで、どのような気付きがあったのだろうか。近年の「森口博子さんのTHE CHANGE」について伺った。【第5回/全5回】
“私にはもう居場所がないんだ”と悲観した30代を経て
「女性は30代に2回、33歳と37歳で厄年が訪れます。30代って、新人みたいに甘やかされるわけでもないし、かといってベテランや大御所でもない。中ぶらりんな感じなんですよね。私は厄年のころ、体調や人間関係、仕事など、いろいろなことがうまく回らなくなり、八方ふさがりだと感じていました。 “私にはもう居場所がないんだ”と悲観したこともありますが、落ち込んでばかりいてもいられません。そこで、思い切って生き方を見直してみようと思ったんです。まずは食生活を改め、軽い運動をして睡眠にも気を配るなど、生活パターンを健康的なものに切り替えました。体調が良くなるにつれ、気分も少しずつ上向きになりました。また、お仕事ができることのありがたさも増し、より感謝する気持ちが芽生えたことも良い気付きだったと思います。 そうやって自分が前向きになると、まるで魔法がかかったみたいに、仕事や人間関係も好転していったんです。再びガンダムのテーマソングのお話もいただけるようになり、楽曲が久しぶりにヒットチャートに入るようになって、自信につながりました」
森口流・SNSとの付き合い方
「私が10代、20代のころとは違い、いまはSNSなどでいろんな人とつながれる便利さがあるものの、いろいろな声がダイレクトに届いてしまい、不用意に傷つけらることも多いと思うんです。自分を必要以上に小さな存在に思ってしまったり、誰かと比べて落ち込んだりすることもあると思います。 私もこうしたお仕事をしていると、すごく嬉しい言葉をいただく半面、厳しい言葉を投げかけられることもあります。でも、それが当たり前だと思うんです。地球上に何十億もの人がいて、すべての人が私の歌を好きになってくれるなんてありえませんから。自分自身に置き換えてみても、好きなアーティストはひと握りですから。応援してくれている人の言葉を大切にしたいです。 それに、自分にとってのコンプレックスが、意外にも他人から見たら魅力的に見えていることもあるんです。私は、ずっとぱっちりした大きな瞳に憧れていたんですが、あるとき、“森口さんの、笑ったらなくなっちゃうみたいな目はハッピーでステキだよね”と言われて、ハッとしました。“隣の芝生は青い”ではないですが、自分で気付けていない魅力がきっとあるので、自分で自分を傷つけないでほしいですね」