思わぬ理由で電池切れ!意外と知らない電気自動車の落とし穴とは
4月2日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「慌てました!」には、電気自動車で「電欠」になってしまったというリスナーAさんからの投稿が寄せられました。電池の残量は余裕だったはずのドライブ中に起きた、まさかの充電切れ。その時Aさんが取った行動とは?
山頂を目指す予定が…
先日、妻と電気自動車の軽自動車で、静岡県浜松市から茶臼山(愛知県北設楽郡)までのドライブに出かけたというAさん。 出発時の充電量は80%、走行できる距離の表示は110キロ前後。茶臼山の中腹辺りにある道の駅「つぐ高原グリーンパーク」で充電をして、さらに山頂を目指す予定だったといいます。 「浜松から茶臼山まで80キロ程度なので余裕だと思っていたのですが、どんどんどんどん上り坂が続くので普段より電池の減りが早く、茶臼山高原道路に入る頃には電池残量が20%になっていました」(Aさん) なるほど、上り坂は電費に大きく影響するようです。
電池残量が「ゼロ」を表示
充電予定の道の駅までは約11キロ。とはいえ走れる距離表示が28キロとなっていたので、「余裕」と思っていたというAさん。 ところが… 「急勾配続きの茶臼山高原道路。みるみるパワーがなくなって電池が減っていき、道の駅に到着した際には電池残量“ゼロ”を表示しました」(Aさん) もちろん走れる距離表示も0。「ギリギリだった」とほっとする間もなく、Aさんは信じられないものを見てしまいます。 「そこには『充電器を新しく入れ替えました。稼働日は11月28日からです』と張り紙がありました。その日は11月20日。終わった…」(Aさん) こうしてAさんは地獄へ突き落とされてしまったのです。
起死回生の一手
「終わったー!」「どうなんの?これ」とザワつく北野誠、佐藤実絵子、松原タニシ。 しかしAさんは諦めません。 「一番近い充電器は、麓の道の駅・アグリステーションなぐら。距離は11キロあります。しかしながら、電気自動車は下りなら充電されます!」(Aさん) まさに起死回生!がんばれAさん! 「一か八か、意を決して出発。さすがにここまで上ってきただけあって下りが続きました。徐々に充電されて、電池残量も10%まで回復しました」(Aさん) 「そんなに回復する!」「すごい!」と、北野ら3人のボルテージは一気に上がります。