垣花正

　フリーアナウンサーの垣花正（52）が2日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「垣花正　あなたとハッピー！」に出演。石破新内閣について言及した。 　自民党の石破茂総裁（67）は1日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出され、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による石破内閣が正式に発足した。 　新内閣では外相に岩屋毅氏（67）、総務相に村上誠一郎氏（72）、経済再生担当相に赤沢亮正氏（63）など総裁選で推薦人となった6人が入閣した。総裁選で争った岸田内閣の林芳正官房長官（63）を再任させ、財務相に加藤勝信氏（68）を充てた。女性閣僚は2人だった。 　石破首相は記者会見で、9日に衆院を解散、衆院選を15日公示、27日投開票とする日程を表明した。首相就任8日後の衆院解散は現行憲法下では最短となる。総裁選、新内閣発足で有権者の関心が高いうちに衆院選を実施すれば、与党に有利になるとの思いがあるとみられる。 　また、石破首相はデフレ脱却最優先の経済財政運営を行うとした上で、物価高に対応するための経済対策の検討を指示すると明言。賃上げと投資がけん引する成長型経済を実現するため岸田政権の成長戦略を引き継ぐと強調した。派閥裏金事件の再調査は否定した。 　垣花アナは「今朝、一般紙の社説を珍しくじっくり読んだんですよ。全紙、石破新内閣についてコメントしているんですが、左から右まですべて文句です。こんなにどの新聞からも叩かれている新内閣はなかなかないですね。最初はちょっとホメたりするじゃないですか、期待するとか」と切り出した。 　そして、「1番みんなが怒っているポイントは何かっていうと、やっぱり“石破さんは衆議院選挙は国会論戦を経てから”って言ってたじゃないですかという、あなた早速、自民党を変える前に自分が変わっちゃってませんかっていう話ですよ」と指摘。「ご祝儀相場があるうちに総選挙になだれ込むんだという自民党の党利党略をそのまんま飲んだ」とし、「今まで石破さんは自民党の中で野党的なスタンスで、言うべきことは言うんだということだったから支持が高かったはずなのにコロッと変わっちゃって、しかもご祝儀相場があるうちにって目論（もく）みなんですけど、きょうの新聞を読んでいるとないです、ご祝儀ないですよ」と話した。