香椎由宇さん「女優、学生、妻…三足の草鞋生活でした」一切ルールなし!がよかった理由|美ST
人生の早い段階から幾多の大きな決断をしてきた香椎さん。「何事も自分の責任でするのが好き。それが楽しいんです」。そう語る香椎さんの柔らかな眼差しの中には、揺るぎない意志の強さが秘められていました。今回はそんなターニングポイントの一つである結婚とその後の生活について、こっそりお伺いしました。 【写真9枚】スタッフも驚くほどの透明感...香椎由宇さん(36歳)
お話を伺ったのは……女優・香椎由宇さん(36歳)
《プロフィール》 1987年2月16日生まれ、神奈川県出身。小学6年間をシンガポールで過ごした帰国子女。映画『リンダ リンダ リンダ』、ドラマ「ウォーターボーイズ」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」「有閑倶楽部」など、多数の話題作に出演。2022年4月にドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」で約8年半ぶりに連続ドラマにレギュラー出演。
女優、学生、妻…三足の草鞋生活は「ま、なんとかなるか!」で始めました
大学生までずっと実家暮らしでしたが、とにかく早く家を出たかったんです。自立心が旺盛なのは、もしかしたらシンガポールで子供時代を過ごしていたからかもしれません。多国籍な価値観はもちろん、ちゃんと自分の意見を言わなくてはいけないシチュエーションが多かったですから。 「早く家を出たい」という気持ちが強くて、留学が必須の大学を選んだくらい。留学先のカナダから帰国した後、21歳の時に結婚。実家を出て、女優・学生・妻の「三足の草鞋生活」になりました。とは言っても、妻としてはほとんど機能していませんでしたけど(笑)。いろんな役割をいっぺんに担うことは全く苦ではありませんでした。「ま、なんとかなるか」と思っていましたし、とにかく何でも自分の責任でできることが嬉しくて楽しくて仕方なかったんです。 実家にいた時は親が朝起こしてくれたりごはんを用意してくれたり…当たり前のことではもちろんないけれど、そういった状況に甘えていました。実家を出たことで朝絶対に二度寝ができなくなったり、帰ってもごはんがなくてうんざりしたこともありましたが、人に迷惑さえかけなければ帰宅が遅くなっても、自分のタイミングでごはんを食べたり寝起きすることもできますからね。そこに自由を感じたのかもしれません。 今振り返ってみれば、私の人生には一つには絞れないほどのターニングポイントがあったと思うんです。日本へ帰国したことや芸能界にデビューしたことはもちろん、留学、結婚、出産、育児……思い返すと、その一つ一つが私の中で大きな出来事となっていることに気づかされます。むしろ結婚がそこまで大きくないくらい(笑)。