ジャニーズ会見で記者「NGリスト」が……なぜ作成? 関係者「セカンドレイプにつながる」「人権に配慮」 専門家「失敗だった」
■会見では記者側が問われる部分も
有働キャスター 「一方で、会見では質問の前に自分の意見を長々と述べる記者もいて、そういった点では、私たちメディア側も問われますよね」 小栗委員長 「会見というのは、記者の力量が問われる場です。いかに的を絞った鋭い質問をして、相手から真実や本音を引き出すか。その技が、取材相手からも他の記者からも試されているため、私自身、どんな会見でも緊張して臨んでいました」
■廣瀬さん「極めて不誠実に感じた」
廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「会見に呼んでおいて質問を当てない、というのは都合の良い話だなと思いました。コンサル会社も本来の趣旨を理解できていないのではないかと感じました」 「NGリストだけではなく、質問の形式なども、主催者である事務所がきちんと主導権を持って進めるべきだと思うので、極めて不誠実に感じましたね」 有働キャスター 「信頼を回復させるための会見が、結局信頼を失墜させることになってしまいました。会見がフェアでなかったと疑われる以上、もう一度会見を行うのか、行うならどんな形でやるのか、さらに厳しい目が注がれることになります」 (10月5日『news zero』より)