「家の近くに来てかわいかったので…」秦野の6年生、愛鳥週間ポスターでスズメ描き入選 1万9千点から15作品
日本鳥類保護連盟が主催する「愛鳥週間用ポスター原画コンクール」小学生の部で、秦野市立北小学校6年の小山田花音さん(12)の作品が県勢で唯一入選した。同校で佐藤直樹教育長から賞状などが授与された。 今回は全国から1万9千点以上の応募があり、入選以上の15作品の一つに選ばれた。小山田さんは「家の近くに来るスズメがかわいかったので描いた。描いたのは夏だけれど、鳥が目立つように、色を少なくして冬の風景にした」。スズメのかわいらしい表情を捉え、冬の寒さに身を寄せて会話を楽しむような4羽を繊細なタッチで表現した。 市では1972年に「鳥もすめる環境都市宣言」を行い、里地里山を学習フィールドとする体験活動を進めてきた。学校林を所有する同校は自然体験学習を展開しており、秦野野鳥の会の協力による出前授業などにも取り組む。佐藤教育長は「伝統を学校で継続してくれた成果。自然環境を使った教育をしてきた中で上手に表現してくれた」と評価した。 小山田さんは「絵を描くことも鳥も好き。今度は白鳥を見に行って描いてみたい」と話していた。
神奈川新聞社