森永卓郎氏

　がん闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏（67）が21日に更新されたYouTubeチャンネル「政経プラットフォーム」に出演。ITビジネスアナリスト・深田萌絵さん（46）と漫画家・倉田真由美さん（53）と「ガン闘病のリアル　当事者が語る『ガン患者を見送る準備』」というテーマで鼎談した。 【写真あり】“余命10年”岸博幸氏「僕より余命が短い」ガン闘病の同志と…奇跡の2ショット「もっと頑張らないと」 　深田さんから「4月に初めてお会いした時は一歩一歩が凄いスローで。でも今はスタスタ歩いて登場して」と元気になった様子を伝えられると、森永氏は「でも、遅いことは遅いんですよ。先週ね、ビックカメラで、日替わり提供商品のデジカメを午前10時から限定5台で売るっていうので並んだんですよ」と近況エピソードを明かした。 　倉田さんから「並んでるの?凄い」と言われた森永氏は「私、1番に並んでたのに、エスカレーターで上がっていく時に抜かれたんで、ムカついたんです。頑張ったんですけど、やっぱり全然かなわないので」。 　深田さんから「稼いでるから、別に並ばなくても買えるでしょう」と”ツッコミ”を受けた森永氏は「ゼミの合宿の景品でデジカメを用意してたんですけど、学生から連絡があって”家に持って帰ったら中身が入ってない”と。すぐ穴埋めしなきゃいけないんですけど、今はスマホで写真を撮るからデジカメ自体が無いんですよ。それがもう最後の叩き売りで”何が何でもゲットするぞ”という強い意志のもと行ったんですけど。（売り場に）着いたら私、3着で、2着のお兄ちゃんが”森永さんですよね”って言われて、ばれちゃってるという」と笑いながら語った。 　2月に膵臓（すいぞう）がんのため、映画プロデューサーの夫・叶井俊太郎さんを亡くしている倉田さんは「そういう強い意志、大事ですよ、きっと。体を動かして、ちゃんと並んで」と話していた。