やられた敵球団もメディアも大谷に脱帽「打たれたのは嫌な事だが凄い打者」
一方、全米メディアも大谷報道であふれた。 スポーツ情報サイト「Sporting News」には「大谷、二刀流の打者で余裕十分」という見出しが躍った。 大谷は、ここまで打者として3試合、DHとして14打席で打率.429、2本塁打、5打点の数字を残しているが、それがエンゼルスのチーム内での首位打者、本塁打、打点は、マイク・トラウトと並びチームトップとなっていることを紹介。 「火曜日の夜の初本塁打の時とは違い、ダグアウトに戻ってきた大谷はサイレント・トリートメントを受けて無視されることはなかった。トラウトが大谷のヘルメットを取り、チームメートは熱狂的に迎え入れた」と、同点本塁打の瞬間が、前日の「サイレント・トリートメント」の祝福儀式とは、また違った様子だったことを伝えた。 エンゼルスの地元、オレンジカウンティ・レジスター紙は、大谷の本塁打と、ザック・コザートのサヨナラ本塁打に注目。記事の中で、昨季も含めた過去2度サイヤング賞を獲得したクルーバーが4回までヒットを許さない好投を続けていたが、「大谷が5回にエンゼルスを確実に持ち上げる活躍を見せた」と、その一打を評価した。 CBSスポーツも、「エンゼルスの大谷が2試合連続本塁打」と、大谷をクローズアップ。「大谷は最初の14打席で長打率.857と打ち続けている。エンゼルスは、彼の2度目の投手としての先発登板を前に休みを与えるのだろうが、インディアンスのエース、コーリー・クルーバーから放った本塁打を含めてパワーを見せた。エンゼルスが右投手と対戦するときはDHとして素晴らしい先発メンバーになりそうだ」と、右投手キラーとしてエンゼルスでは欠かせない戦力となっていることを指摘した。 “二刀流”大谷は全米で認められようとしている。