日本代表GK鈴木彩艶らパルマの選手たち(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマについて、イタリア人人気ジャーナリストでファビオ・ペッキア監督の友人のイヴァン・ザッザローニ氏が見解を示した。 【動画】これぞ守護神！最初のピンチもGK鈴木彩艶のビッグセーブで凌ぐ！

昨シーズンにセリエBで優勝を果たした昇格組のパルマ。今夏は、2年前から指揮を執るファビオ・ペッキア監督の下で成長を続けてきた若いチームの大部分を維持しつつ、GKの鈴木彩艶らピンポイントの補強を行って3年ぶりのセリエAでの戦いに挑んでいる。 そんな中、パルマの近郊ボローニャ出身のイタリア人ジャーナリストで、『コリエレ・デロ・スポルト』の副編集長を務めるイヴァン・ザッザローニ氏が、地元メディア『12 TV PARMA』の番組「Calcio e Calcio」に出演し、鈴木の所属チームを分析した。 パルマは現在、リーグ戦12試合を終えて2勝6分4敗の成績で13位につけるが、ザッザローニ氏は、パルマの残留争いの行方を予想した。 「まず近寄りがたい上位勢5～6チームがあって、それからより堅固な2チームがあるので、パルマはシーズンを9～11位で終えるのではないだろうか。パルマは良いスタートを切った後、困難に陥ったが、それでも非常に興味深いチームであることに変わりない。カウンター攻撃がうまいチームだよ」 「ミランに勝利した時は、誰もが今シーズンのサプライズと思っただろう。その後、ポイントを取りこぼしたとはいえ、コモや他の6～7チームより強い。パルマは、より明確なアイディアを持っているように見える」 ザッザローニ氏は、22歳のGK鈴木ら成長期の若手で構成されたパルマの中で、ビッグクラブへのステップアップの準備ができた選手を問われると、全員に太鼓判を押す一方で、シーズン中の移籍には懸念を示した。 「（ヴァレンティン）ミハイラや（アンジュ・ヨアン）ボニー、（デニス）マンらは技術的に興味深い。彼らがいれば、プレーを楽しめるよ。パルマでビッグクラブへのステップアップの準備ができた選手は誰か？　なぜいま選手の売却の話をする必要があるのかい？」 「パルマは進化中の面白いチームであり、当然ながら、こうした選手たちを引き留めて、成長させていかなければならない。ボニーだけでなく、パルマの選手全員がステップアップへ準備ができていると思うが、いまがその時期ではない」